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Case back marking

 今日は裏蓋についてです。非常に地味な存在ですが、防水性能を向上させるためかやはり地味にアップデートがおこなれているようです(笑)モデルによっても、また世代によっても形状が変わりますのでもちろんシリアルが存在します。ロレックス社ではCase back markingと呼んでいるようです。まずは昔の裏蓋の写真を見てみましょう。

P7240012.jpg

こちらは私が所有するRef.1530の裏蓋です。1974年製です。裏蓋中央よりちょっと下にREF番が彫ってあります。では次に6桁モデルの裏蓋を見てみましょう。

5522365236589.jpg

こちらも私が所有するRef.116520の裏蓋です。こちらにはREF番は無く、代わりに2100とだけ彫ってあります。これがCase back marking(以降裏蓋記号と呼ぶ)ですね。なぜこうなったのか、過去の資料を発見しましたので解説します。

<裏蓋記号導入の目的>
①生産の合理化 刻印を共通にすることで使い回しが可能な上に、モデルチェンジ以外のタイミングでも裏蓋の変更が可能になる。
   
②パーツのストックを単純化 パーツの使いまわしが可能になり、在庫調整が楽になる。各SAでの在庫を少なく出来る。


<裏蓋記号の法則>
この裏蓋記号には下1桁だけに法則があります。その素材によって数字が変わるのです。

Stainless Steel : 0
Platinum : 6
Yellow Gold : 8
White Gold : 9


さらに、この裏蓋記号はこの記号が導入された時点で既にディスコンになっているモデルには適応されません。 例えばRef.16600とRef.16200は同じ裏蓋を使用していますが、Ref.16600は裏蓋記号制度を導入した時点でディスコンモデルだったために、裏蓋記号は16600を刻印された裏蓋が正規対応品となります。

666523545.jpg

細かいことはいいそうですので次ぎ行きますか。まあそういう経緯で導入された裏蓋記号ですが、この御触れが出たときに変更になったものを表にしてあります。ご覧ください。一番左が裏蓋記号です。右側がそれに対応するモデルですね。

記号 Reference
2000 17000 17013 17014            
2018 19018 19028 19048 19148          
2019 19019 19049              
2020 67180 67183 67193 67194 67230 67233 67243    
2038 67188 67198              
2040 67480 67483 67513 67514 68240 68243 68273 68274  
2056 68246 68266 68286            
2058 67488 67518 68158 68238 68248 68258 68268 68278 68288
2059 68159 68279 68289            
2060 69160 69163 69173 69174 69190 69240      
2076 69126 69136 69166            
2078 69068 69078 69088 69128 69138 69158 69168 69178 69188
69198 69238 69258 69268 69278 69288 69298 69308 69318
69328                
2079 69069 69079 69089 69139 69159 69179 69279 69299 69309
69319 69329 69359            
2080 14270 16200 16203 16220 16233 16234 16263 16264  
2096 18206 18296 18346 18366 18946 18958      
2098 16238 16248 18208 18238 18248 18308 18338 18348 18368
18378 18388              
2099 18239 18249 18349 18369 18389        
2100 16520 16523              
2118 16518 16528 16568 16588 16598        
2119 16519 16589 16599            
2120 15200 15203 15210 15223          
2138 15238                
2140 14000 14010 14203 14233          
2158 14208 14238              
2160 14060 16610 16613            
2178 16618                
2180 16570 16700 16710 16713          
2198 16628 16718              
2220 16600                
2248 68628                
2258 69628                
2250 68623                
2270 69623                


もしシースルーケースバックをRef.16613導入しようとしたけれど、Ref.16610に対応したものしかないと言う場合、裏蓋記号「2160」の欄を見れば16610と16613の裏蓋は同じものと言うことが分かりますので、16610用でOKとわかります。こんな表ですが多少は用途がありますね(笑)

最後に私が入手した資料を掲載しておきますので、欲しい、または見てみたいという方は”続きを読む”からどうぞ。では今日はこのへんで。



ロレックス本社から書くSAへの通知文章のようです。裏蓋記号変更後のパーツ発注の仕方まで記載されています。

55522144521.jpg

6666325412.jpg

777788541253.jpg

以上、お楽しみ頂けましたか?

テーマ : 腕時計
ジャンル : ファッション・ブランド

tag : 考察 雑談 資料


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こんにちは!

当方kermitをオーバーホールにWinさんに出しましたが、裏蓋画像が
モデルNo.ではなく、番号のみになっていたので、何で番号のみ?

と思っていた 謎が解けました。


ありがとうございました!

えーす様

良く調べられていますね!
感心します!

えーす様はロレックスに勤めているのではないでしょうか(笑)

色々裏蓋も種類があるんですね!


えーすさん

こんちわあ

しばらく見てない間に記事が(^_^;)
ケース裏蓋の話ですがどこからこんな資料入手されてるんでしょう?!
使いまわしの点を含め今回のシースルーなどでは多いに役立ちそうです。

今ねえ、ロレジウムなくなりなんか物色中ですがなかなか
予算に見合うのがないです。
カメラのレンズ買っちゃおうかなあ^_^

えーす様

こんばんは。

これPuristSProのサイトで紹介されておりましたね。

僕もブックマークしておりました。

通常は必要有りませんが、ケースバックの交換を検討している方にとっては、非常に有益な情報ですよね。

悩んでいる方も背中を押されたのではないでしょうか。

えーす様

こんばんは!
とても参考になる情報ですね♪しっかりと備忘録としてブックマークしました。なかなかここまでは調べられませんので助かります(*^^*)
えーす様の情報は量、質ともに素晴らしい♪頭が下がります。

ロレはナンバーリングに一定の法則があるようですが必ずしもそうでない場合もあるみたいですね♪
私のような初心者にはちと難しいかも!?
また教えてくださいませ。。

えーす様

こんばんは!

裏蓋なんて素人では見る機会がありませんよね。^^;

でも、裏蓋には何やら法則が有り、モデルによっては共用できるものがあるのですね〜。
いや〜勉強になります!( ^ω^ )

裏スケにする際には是非参考にさせて頂きます!ヽ(*^ω^*)ノ

時計が好きなただし様

こんばんは~^^

ウィンさんはOHの際には内部の写真などもしっかりと添付していてだけますので、出す方としては安心できますよね。1530の写真もウィンさんのものです。

おらぶたの謎が解けるための、お手伝いができたようで光栄です。

ではまた^^


きょん様

こんばんは~^^

ロレックスには当然ですが勤めておりません。ド素人ブログを褒めすぎです(笑)カスタムをする際に多少、役に立つ情報です。普通であれば全く必要はないとおもいます。ですが、自分としても備忘録的に記事にしておこうと思いました。

あとで調べるときにべんりなので(笑)ではまたー^^

タカゴンさん

こんばんは~^^

最近はものすごくお忙しいようですね。資料が全て英語ということからみるに、当然英語圏のサイトから資料をGETしました。海外では情報は共有するものという考え方の方が強く、日本のように自分だけのものにする文化ではないようです。いろんな資料が落ちていますので巡回するのも楽しいですよ~

今ちょうど普段使いの時計がない状態ですかね。となれば、当然普段使い可能なモデルを物色しているのだと思います。DJとスポロレの合いの子であるミルウスGVお勧めです。あきたら下取ります(笑)

ではまた^^

ロレ卿の詩様

こんばんは~^^

ロレブログ歴も長く、VRなどに精通されたロレ卿様ですから、当然私の行くサイトは既にご存知のようです。海外では情報は共有する文化がありますので、日本のように閉鎖的ではありませんよね。そう言った意味では資料などの取得には非常に役立っております。

この度の記事はカスタムを行う上で必要になる時もあるため、備忘録として記事にしました。自分で調べ物をする時に本当に便利なんですよ、備忘録。

最近モノわすれが・・・ではまた^^

まぐ様

こんばんは~^^

いつか記事にしようとストックしていた記事でしたが、天下御免@ALLのブログでこの裏蓋の数字の謎について触れられていたので、記事にしてみました。あとはカスタムを行う上で多少は役に立つ情報ですので、是非とも私が記事にしないといけないという使命感でしょうか(笑)

ナンバリングには一定の法則が存在しますが、細かいところは正直謎です。その中でも素材に関する法則は非常にわかりやすいので覚えておいても損はないでしょう。

ではまた^^

むらあつ様

こんばんは~^^

備忘録として記事にしてみました。自分でも結構調べることが多いでの、いっそ自分のブログで記事にしておけば探す手間が省けます。非常に役に立ちますよ(笑)

裏スケなど裏蓋カスタムを施す際には非常に役立ちますので、ぜひその際は参考にしてみてください。

ではまたー^^

えーす様

こんばんは~^^

いやいや、元BOOWYのベーシスト松井恒松バリに地味な存在である裏蓋ですが、その記号にはこんなに種類があるのですね!?

全く存じませんでした・・・

改めてえーす様の研究熱心さには脱帽です。

いらぬお世話かもしれませんが、えーす様はこういった研究に一日どれくらいの時間をかけていらっしゃるのでしょうか?

これだけの厚みのある内容ですから、小一時間レベルではないと思います。

ではまた~^^

さいもん様

こんばんは~^^

裏蓋って確かに地味ですよね(笑)元BOOWYのベーシスト松井恒松という名前も初めて聞きました。ベースストとかいたっけ?レベルです(笑)BOOWYは布袋氏と氷室氏が有名すぎて他が霞んでおりますね。

ブログは土日だけ少し時間をかけて記事を書きますね。平日の記事で調べる時間なども入れて1時間程度、土日の記事で1時間から2時間程度でしょうか。家族が寝静まったあとにだいたい記事を書き溜めます。いやいや更新してるわけでもなく、好きなことを記事にしているので苦にはなりませんよ(笑)

ではまた^^

No title

大変勉強になりました!
しっかり頭にたたきこんどきます!!
ありがとうございます!!!

えーす様

こんばんは♪

昨日は一昨日の分までコメント返信ありがとうございました。
何だか催促してしまったようで申し訳なかったです(汗)m(__)m

正規店のマスターカタログ等は更新毎に本国?に回収されるそうですし、このような資料をどのようにして入手しているのかと思ったら海外からなのですねッ!!Σ(゜Д゜)

いやもぅ英語圏のサイトを閲覧出来るだけでも私からすればもう神ですッ!!( ̄- ̄)ゞ
先日、正規店の方も「自分達が気に止めない細かな仕様の違い等の問い合わせがあるけどどこで情報を仕入れるんだろ?」って不思議がっていましたが、きっとえーす様や他のカリスマブロガー様達のブログから得た情報で問い合わせる方が増えているのでしょうね♪

天下御免@ALL

こんばんは~^^

以前、天下御免@ALL様が記事にされていた裏蓋の数字をみて、重い腰を上げました(笑)この資料ダウンロードしてから、いつか記事にしようと放置しておりましたが、3ヶ月以上放置していた気がします(笑)


天下御免@ALL様もクリアケースバックの所有者ですので参考にして頂ければ幸いです。ではまた^^

北九州ロレ男様

こんばんは~^^

読むだけなら結構わかるものですよ。100%理解する必要がありませんからね(笑)わからないときは単語に意味をしらべますし・・・別に英語をマスターしているわけではありません。好奇心が読ませているのでしょう(笑)

正規店の方は細かな仕様変更を知らないというお話でしたが、意外と日ロレの方もしりませんよね。売るほうが意外と気にしないのでしょうか。儲かればなんでもいいのかなぁ・・・

以前、某並行店で店員さんと話していましたが、時計が大好きで毎日の仕事がすごく楽しいという方がいらっしゃいました。非常にマニアックで細かなアドバイスもいただきました。でもこの方売る気がなかったですね(笑)時計好きな人は時計談義ができれば、時計のすぐ近くで仕事ができれば本望なのかもしれませんね(笑)

ではまた^^
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