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突撃!隣のオーバーホール!第36話 オイスターデイト

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今回はちょっと古い情報ですが2012年のオーバーホール記録です。5年ほど前の情報ですのでメンテナンス料金などが既に変更されていますが、非常に古い時計ですので資料的な意味合いもありまして掲載したいと思います。情報提供者は35話のターノグラフ情報をお寄せいただいたKさんです。重ね重ねありがとうございます^^

というわけで早速ですが、今回のお時計はオイスターデイトのRef.1500です。ケース径は34mmで小ぶりと思われがちですが、1960年代から1980年代に販売されていたことを考えれば、当時の普通のメンズサイズだったといえます。ムーブメントはCal.1560ですが、途中でCal.1570に変更されています。2017年現在ではCal.1570の正規メンテナンスは受け付け終了となっていますが、履歴がしっかりしているような個体なら受け付けてもらえるかもしれません。

現所有者のKさんからしっかりした説明を頂いていますがので今回もそちらを掲載させていただこうと思います。べ、別に手を抜いているわけじゃないんだからね!!1

<抜粋ここから>
こちらは早く親父を亡くした私には、育ての親のじい様の形見でして。チビの頃よりじい様が腕にしていたのを見ていた時計です。亡くなった平成6年に形見分けでもらい、亡くなる前に本人が壊してしまい不動状態でした。記憶と記録を辿ると・・・

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1967年製(銀座のWATCH CTIの方が調べて教えてくれた)で、当時すでに隠居していたじい様がスイス旅行で買ってきた。

私が小学生の頃(昭和50年代)に時計が止まったので修理に出すようばあ様に言っていた記憶がある。(恐らく東急百貨店)

平成6年に形見分けで貰うも不動(かなりボロボロだったので、転んだか何かで壊した様子)だったので、ロレックスの知識がなかった私は母親に相談。すると渋谷の東急本店にて修理に出す(形見なので、できるだけオリジナルを依頼)

修理費用は多分軽く10万オーバー(母が私に10万しか請求しませんでしたが、店員さんには新しい時計が一本買えましたねと言われたらしい)で、今ではありえない交換部品の返却を頂いた。

その後若かったのでほとんど使用せず月日が過ぎ、どなたかのブログを見てか?時計店で言われてか?2012年に古いロレックスのOH受付拒否問題を知り、慌ててレキシア銀座へ駆け込んでOHしました。なお、その前によれたブレスを何とかしたくて、ネットで調べてWATCH CTIさんで中古ブレスを購入。

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※返却されたオリジナルパーツ

OH受付を対応して頂いたレキシア銀座の年配の紳士が、『まだ一応OH料金表には1500は載ってます。』『ただ、古い時計なので部品があるか?状態によっては受け付けてくれない場合もあります。』『防水性能は多分難しいと思いますが、よろしければ試しに 出してみましょう!』と言って頂きました。

結果、OH完了の電話を頂いたときに、『ちゃんと防水性能も確保され、保障が付きます。私も驚きました。』と言って頂けたのは今でも覚えている感動の時でした。その後は年にトータルで2~4か月ぐらいの使用(他とローテーションや気分で使用している為)で、4月に約一か月使用した時は大体平均で日差+3秒ぐらいでした。

オイスターデイト(1500) 1967年頃製  ハック・日付先送り機能なし。箱は保証書と共に、私が小さいころ破壊した記憶がはっきりあります(笑)
<抜粋ここまで>

情報提供 Kさん
モデル名 オイスターデイト
モデルNo. 1500
シリアルNo. 217****
見積日 2012年12月
取扱店 レキシア銀座並木通り本店
メンテナンス項目 数量 単価 金額
オーバーホール料金 1 46,000 46,000
クリスタル交換      
Crystal 1 4,000 4,000
リューズ交換      
Crown Oyster SS 1 7,000 7,000
チューブ交換      
Tube 1 2,500 2,500
クラスプ用バネ棒交換      
Springbar for clasp 62510M 1 500 500
バネ棒交換      
Springbar SS 19MM 2 500 1,000
       
小計 61,000
消費税 3,050
合計 64,050
明細書はコチラ

Fさんの幼少期から側にあったロレックスです。しかもその箱やギャランティを幼少期の自分が粉砕したという、面白いエピソードまである、最高の思い出深い一本ではないでしょうか。日本ロレックスも形見ということでオリジナル維持を念頭にメンテナンスしたのでしょうが、交換部品がないということはありません。ですがその交換したパーツを返却するという非常にハートウォーミングな対応に感動しました。もちろん平成6年ということでかなり昔の話ではありますが・・・

現在では不評なパーツを返却しない日ロレの対応ですが、これはなにも日ロレが悪いわけではありません。純正パーツを入手することで低品質なコピー、ガチャなどを作成していた悪質な業者が悪いのです。では昔の日ロレの素晴らしい対応を現代でもできるか。それは難しいでしょう。ですがこうなった経緯を考えて、偽物やコピーを憎む事が大事なのかもしれません。もし周りにコピー品などを持っているかたがいたら、それは恥ずかしい行為である事を教えてあげてくださいね。

また話がそれました(笑)Fさんと1967年から関わっているオイスターデイト、今年でちょうど50年、半世紀です。日ロレのメンテナンスはもう無理かもしれませんが、是非今後も大事にしていただきたいと思います。35話、36話と2機種の情報提供をしていただきましたFさんに感謝申し上げます。ありがとうございました。

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ジャンル : ファッション・ブランド

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