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突撃!隣のオーバーホール!番外編 オーデマピゲ・ロイヤルオーク クォーツ

  11, 2017 10:09

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12月に入りまして年末の焦燥感が漂っております今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?寒さも増してインフルエンザも流行かと言われております。お体などには充分お気をつけ下さい。今日はオーバーホール情報ですが、いつもの日本ロレックス絡みではなく、番外編という事でオーデマピゲのロイヤルオークの情報をお伝えします。

今回情報を提供していただいたのは”あの"btさんです。覚えておられますでしょうか?オイスタークォーツ17013のバーインデックスダイアルを4本コンプリートされた方としてOH情報を提供してくれたあのbtさんです。前回からの伏線でスイス製クォーツのOH情報の提供を予告されていましたが、今回その情報を頂くことができました。紙面からではありますが、記事協力に感謝いたします。ありがとうございます^^

さて、ロイヤルオークはジェラルド・ジェンタ氏にデザインされ、1972年にこの世に登場しました。当初はオーデマピゲからではなくブローバから発売されてもおかしくはなかったのですが、ブローバはそのデザインを採用せず・・・とかいう情報は必要ないですかね。今回btさんからの紹介文がかなりありますので私の文章は控えめにしておきます(笑)

<引用ここから>

オーデマピゲ ロイヤルオーク クォーツ SS/YG 品番:56303SA.00.0789SA.04 シャンパンダイアル ケース外径:33mm 1990年代前期の物が、元の仕様です。7月上旬に本体持ち込み、見積もりに2ヶ月(ダイアル代金のスイス本国からの回答)かかり、作業完了にまた2ヶ月、合計4ヶ月かかりました。また、見積もり金額を前納するまで、作業は未着手という、現代のほとんどの商取引(成功報酬)とは異なる取引に驚きました。さすが、三大雲上メーカー。これこそ、商品を買わせていただき、修理していただくと言う謙虚な心でのぞむ、クルマでいうところのフェラーリ様の様ですね。(とても買えませんが!)

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 返品時の収納箱が、白い紙箱でがっかり。 どこかのサイトにチョコレート色のサイコロ型のケースに入れてもらっていたのを見たのですが、正規輸入品でないか又は、安物クォーツの為か差別されてる気がします。年式調査について、サービスカウンターで確認していただいたのですが、上記の様な回答で、詳しく調べるにはスイス本国へ有料にて申請する必要が有るそうです。(パテックフィリップのアーカイブス申請の様なものか?)

 さて、修理内容ですが、オーバーホール、ダイアル、時分針、リュウズ交換、外装研磨です。外装研磨がオーバーホール料金と別になるのが、ロレックスとは異なりシビレます。仕上がりは、エッジがくっきり、サテン仕上げ縞模様がはっきり、ポリッシュの部分とのコントラストがすばらしいです。電車のつり革につかまると、ブレス内のゴールドの端面だけがキラキラして不思議な輝きがします。このへんのデザイン力の凄さは、さすがジェンダ氏です。 

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 本品を、電池交換等で懇意にしている時計師に見てもらったところ、ムーブメントは、ジャガールクルト製の高性能でセイコークォーツV.F.Aと同等の月差±1秒まで調整可能だそうで、現行のクォーツは、○○○○○○・ピゲ社製で故障が多いとの事。当方で電池交換は可能ですが、ベゼル側からの分解により防水パッキンの入手交換が出来ない為、防水保証は出来ないと言われました。どうやらウラブタが、ミドルケース一体構造になっている為のようです。(↓部品展開図参照)

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電池交換は、サービスカウンター頼りで、割高になりそうです。厚さは、約6mmでOQが約12.5mm、非常にスリムなケースで、ラグジュアリースポーツ初期のデザインに忠実です。ワンポイントメモとして、参考になる記事を見つけました。御存知でしたらごめんなさい。また、ロイヤルオークの製造工程をYouTubeで見つけました。 これを見ちゃ値段が高いのも、うなずけます。 ダイアルのインデックスの蛍光塗料を注射器で注入している場面がありますが、どおりで仕上がってきたダイアルをルーペで見ると、蛍光塗料にムラが有るのは、仕方のない事。ずっと昔から手作業で作り続けてきた、歴史の重みを感じます。

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 銀座サービスカウンターは、土日定休の為、一階のブティックにて受け渡しをしましたが(馬鹿にされないようスーツ着用)、代金前払い、納期4ヶ月とは、所得や、時間にゆとりが有る方々でないと違和感が有ります。さすが雲上メーカー。金持ちしか相手にしていない気が・・・。この場所で新品を購入して、ラグジュアリーなソファーでシャンパンを頂く身分になりたいものです。スイス製クォーツシリーズは、まだ続編が有りますので、どうぞご期待下さい。

btより。

<引用ここまでほぼ原文ママ>

情報提供 btさん
モデル名 ロイヤルオーク クォーツ
モデルNo. 56303SA
シリアルNo. ムーブメント:396xxx ケース:D31xxx
見積日 2017年11月
取扱店 AP銀座ブティック
メンテナンス項目 数量 単価 金額
分解掃除/クォーツ 1 50,000 50,000
ケース/ブレス仕上げ 1 29,000 29,000
スクリューロック防水リューズ 1 0 0
ガラスパッキン 1 0 0
ミドルケースパッキン 1 0 0
リューズチューブパッキン 1 0 0
時分針 1 11,000 11,000
文字板 1 66,000 66,000
       
小計 156,000
送付手数料  
消費税 12,480
合計 168,480


btさんの長文による解説のおかげで、私が書く事がほとんどありません(笑)皆さまもご存じの通り、APのOHには研磨が含まれていません。ロレックスの感覚で捉えていると非常に割高に感じてしまいますよね。あと単価0円の項目はおそらく基本料金に含まれるものです。今回文字板と針を交換しているので結構な額になっておりますが、それを除けばたとえ研磨をしてもらったとしても、意外とリーズナブルに思えませんかね?”AP=高い”の図式が成り立っている私には結構安く感じられました(笑)

あと、btさんもおっしゃるように、研磨後の仕上がりはかなり良さそうです。ブレスレットの表面はサテン仕上げですが、繋ぎ目のパーツなどは面取り部がポリッシュになっていて、角度が変わるたびにキラキラとしてとても綺麗なのが特徴です。ベゼルの縦スジもきちんと復活しているようですし、やはり研磨はメーカーでしてもらうのが一番ですね。

時計を長く使う上で、電池交換時に防水検査やパッキン交換をした方が良い事を考慮すると、APは街の時計屋さんではなく、きちんとメーカーに任せる方が無難な気がします。もちろん費用もそれなりに高額ですが、メーカーは「買わせていただく」とか「メンテさせていただく」という姿勢をオーナーに求めている気がします。フェラーリ様と同様にAP様とあがめないといけませんね(笑)

さてbt氏も引用文中で仰っているように、まだまだ続編があるようです。なかなか知ることのできない情報ですので、是非ともまたこれに懲りずに情報提供をお願致します。では今日はここまで!btさんありがとうございました^^

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↓見積書です。

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↓メロンです。請求書です。

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Tag:突撃!隣のオーバーホール! ロイヤルオーク

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えーす  

Re: No title

btさん、おはようございます!

スイス製クォーツマニアというジャンルは私の知る限りなかなかいらっしゃいません。
一つのジャンルとして今後も是非伸ばしていただきたいと思います。
クォーツのOH情報はなかなか希少ですので、これに懲りず次回も是非情報をお寄せください(笑)
では(・ω・)ノ

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