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腕時計界の消費者動向に変化が?

  30, 2018 10:52
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今日は最近思う時計業界の動向などについて、思いつくままにダラダラと書いてみたいと思います。文字が多いとか、正直個人の意見とかどうでもいいという方は読み飛ばしてくださいね。

先日とあるショップに行った際に、業界の動きや流れ等の変化について伺いました。例年腕時計をはじめとするブランド商品はクリスマス商戦という言葉もあるぐらい、年末に向けて売れ行きが増していきます。需要が増えるため、並行品や中古品は供給価格が上がっていくのが今までの流れでした。そして年が明けると売れ行きは下がり、春に向けて徐々に回復していくのですが、2017年の年末商戦にはちょっと変化があったそうです。

12月に向けて価格は順当に上がったのですが、なぜかモノが売れないという事態だったそうです。そして明けて1月には売れだすという今までにない流れに。どうしてこういうことが起こったのでしょうか。いくつか理由を考えてみました。

■12月に売れなかった理由
 ①年末は買い時ではないという消費者マインドができた。
 ②12月に向けて価格が上がりすぎて食指が動かなかった。

■1月に売れた理由
 ①12月は買い時でなく、1月がいいタイミングだと考えた。
 ②1月、2月に価格改定(値上げ)が行われるブランドがあり、今後値上げトレンドになると予測した。

こんな感じでしょうか。発想が貧困な私にはこれぐらいしか思いつきませんでした(笑)
そもそも12月は大手サラリーマンや公務員にボーナスが支給されます。自分へのご褒美などと高級ブランド品を買うチャンスです。もちろんそれを狙って並行店などは品物を仕入れていますが売れ行きは芳しくなかったと。いくらボーナスが出たと言っても、割高感があるものは避ける傾向でしょうか。やはり消費者が賢くなってきている、言い方を変えればインターネットなどの普及により、消費者同士の情報交換も活発になり、消費者が業界の傾向などに詳しくなっているのかもしれません。

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もうひとつ私が感じている、時期に関係なくある最近の傾向・・・売り買いの場がショップ以外にも増えてきている事です。売買を繰り返すヘビーな時計マニアにとって悩みの種となるのが、売り買い時に発生する差損です。ロレックスやパテック等、値がどんどん上がるモデルなどは別として、正規や並行のショップから買ってそれをショップに売るのですから当然差損が発生します。それを嫌ってか某個人ネットオークション等に出品するケースもあるでしょうが、ネットオークションには偽物が溢れかえっており、買う側に大きなリスクがあるため、どうしても販売価格が低くなります。もちろんオークション運営からも販売手数料を8%前後取られますから、売った金額が丸々手元に残るわけではないですが、モデルによっては並行店に売るよりいいのかもしれません。

個人間取引に付きまとう偽物へのリスクに着眼した委託販売を行うお店やサイトも登場(実際は以前からありますがw)しました。某パ○ス店長のお店や某ト○マーさんなどもそうですね。委託販売を行うショップは店頭に並べる前に当然中身のチェックをしますし、ト○マーさんは某大手質屋さんの運営ということもあり、商品の受け渡し時に質屋さんで真贋判定というプロセスを踏むわけです。そこで偽物と判断されれば取引が中止されるため、偽物へのリスクを限りなくゼロに近付けてくれるんですね。もちろん無料で判定をしてくれるわけではありませんので手数料は5%ほど発生するようですが、某オークションなどよりははるかに安心で手数料も安いというメリットがあります。

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消費者が賢明になったり、先日もお伝えしたメーカーの認定中古への動きがあったり、真贋判定付きの委託販売が台頭したりと、時計業界はいま変動の時期に来ていると思います。既存の並行店はどうやって生き残るのか。分かりやすくロレックスを例に書こうと思います。

ロレックスで言うとメーカーがメンテナンスをやめたモデル、例えば4桁の手巻きデイトナなどですが、このようなモデルは真贋判定をお店にゆだねる事が多いと思います。消費者はお店の目利き力を信じてその対価を支払うわけです。「あのお店のモノなら間違いが無い」という定評があるお店なら、消費者は安心してアンティークの時計を買うことができます。お店の方は普段から勉強をする必要がありますので大変だとは思いますが(笑)

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あとは消費者のメリットとしてアンティークやレアモデルなど、店頭に並べる前に優先的に良い時計を紹介してもらえる事でしょうか。もちろん何も取引をした事が無い一見客に良いモノは廻ってこないでしょう。売り買い時のわずかな差損を嫌うよりも、普段からショップといい関係を築いておくことは見方によってはプライスレスだと思います。もちろん消費者にそう思われるように、お店には誠実な商売、審美眼も必要とされるでしょうね。

ショップには少々厳しい内容となりましたが、以前のように唯一の売り買いの場ではなくなってきてる背景もありますし、ショップには今一度奮起して頂きたいとおもっています。といっても単に私の感じている事を書いただけですので、正解は他に有るかもしれませんし、そもそも全くの見当違いかもしれません。とうわけで最近思う事を徒然なるままに綴ってみました。掲載画像が使い回しで申し訳ありません(笑)
ではまたー(・ω・)ノ

Tag:雑談 考察

Comment 2

店長  

No title

こんにちは!

今回の記事、僕もこれは感じていました。

年末には価格コムの在庫もあまり売れずに残っていたり各店舗の在庫も動きが鈍そうな印象でした。売れているのはUSEDのマニアックな一部のモデルでした。マニアじゃない一般の時計ビギナー??のような方が手を出しそうな物はあんまりの印象でした。

1月に入って価格コムの在庫もだいぶ動いていますしやはりエースさんの仰るとおりと思います。

来月の春節になるとお金持ちの中華圏の方の動きが一段と増すのでしょうか。

あ、RPRの記事が更新されてました。英語は苦手なのでエースさんの記事でわかり易く教えてください(´;ω;`)

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えーす  

Re: No title

店長さん、おはようございます!

時計好きのかたは12月当たりには手を出さないですよね。
逆に時計ビギナーのような方が減っているので12月はあまり売れなかったのかもしれません。
そう考えると、言うほど景気は良くないのかな?

2月の春節は中国から多くの観光客が押し寄せて、
金無垢時計を買い漁っていきますので、
日本の相場にも大きな影響を与えそうです。
そう言った意味では今後1月が買い時となっていくのかもしれませんね。

RPRは私も読みましたが、予想というわけではなく
過去のバーゼルから今年のバーゼルを見抜くといった感じの記事だったと思います。
もう一度見てなにか面白い事があれば紹介したいと思います^^

では(・ω・)ノ

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